一年のうちで日照時間が一番少なくなる冬至をむかえ、私たちも土の中の種のよう自分の内側にはいってじっくり熟成する時期を通過しています。
家で過ごす時期を多くするべきなのに、いつのまにかクリスマスやお正月の準備で普段よりも忙しくなり、町の人ごみは増え、道も混雑をし、お店は混乱状態。家族とゆっくりすごす目的を達成するために、皆が戦々恐々とする時期です。矛盾です。でもそれがダルマなのかも、、、。
そんな忙しい中、良心の呵責にかられ、後ろ髪を100%ひっぱられながら、どら(Gong)の音を一時間あびてきました。クリスタルボールよりもずっと低い音で、一つのどらで、10本以上の木づちを使う事によって、低温から高温までの音を倍音でだすことができます。まさに頭にこもっているエネルギーを解放して、地上にグランディングをしてもらいました。最初は身体の表面だけで感じていた音がいつのまにか身体の内側で響きだします。その音がどんどん地上に自分をひきおろしてくれました。
そしてクリスマスを迎えました。マンハッタンが突然静ーかになります。お店、レストランは閉じ、皆が家にこもり、異様なほどに静かです。朝日が生成のエネルギーをひろげていくのをかんじます。冬至をすぎて、太陽がまた力を発揮しだしているのが感じられます。クリスマスツリーのデコレーションに気を取られていたけれど、クリスマスがイエス様のお誕生日であることを痛感します。冬至もすぎ、これからは種が芽をゆっくりと芽を出す時期にはいっていきます。クリスマスツリーのもみの木の香りが心をすっきりさせ、なんだかわくわくどきどきします。でもまだ私たちは土の中。ゆっくりゆっくり新しい年を迎えて、芽を出す準備をしましょう。おいしい物をたくさん食べて、家族とゆっくり休んでエネルギーを充電してください。
米国、ヨーロッパで伝統的なユールロッグというケーキ。クリスマスのケーキです。クリスマスとお正月は身体にあまりよくないおいしい物もたくさんあり、誘惑との戦い。でも年に一回ぐらいよいですよね。年明けにはディトックス、、、、
久美子