「桔梗の花に感謝」
先日、母の病室に大好きな桔梗の花を飾りました。でも翌朝になったら、完全にしぼんでいます。祖母からならったテクニックをすべて使って、CPRを行いました。茎のところをがんがんたたいたり、燃やしたりして。(一時間ほど母のことを忘れていました。ごめんなさい。)
数時間後、桔梗がなんとか顔をあげ、しぼんだ花びらをひろげようと頑張りだします。でもまたその数時間後、頭をさげてしまいました。
なんでこんなすぐにしぼむお花を売るのかしらと、K屋スーパーマーケットのところのお花屋さんにぷりぷり怒りがわいてきます。
数週間後、母のヘルパーさんが、あの桔梗はどうしたのですか?と聞くので、すぐにしぼんだ話をし、あんなすぐにしぼむお花を売るなんでひどいお花屋さんでしょう?と怒って説明をしました。そうしたら、ヘルパーさんが一言。「違うの。お花が奥様の悪いエネルギーを吸い取ってくれただけですよ。」と。それを聞いた途端に、心がほっとなごむ。気がついてみたら、それまで桔梗をみるたびに、お花屋さんを怒っていました。お花屋さんごめんなさい。ヘルパーさん、どうもありがとう。
桔梗さん、どうもありがとう。
久美子